期限切れのCENTURIA SUPER 400

先日の12/15にKonica C35の現像を出してきた。当日夕方に上がってきた写真を見る。店頭で、やっぱり期限切れなのでそういう写真になっているよーと店員さんにも言われたが、納得。激しい色被りやドアンダーみたいな仕上がりで、それもまた期限切れフィルムの風合いといえばそうなのだろうが、いつものすっきりとしたC35の画とは別ものである。元々いいかなと思うものと、ちょっと違うなあというのを峻別してアップしているのに加えてこの状態なので、残ったのは10枚にも満たないものだった。でもまあいいか。

KONICA MINOLTA CENTURIA SUPER 400だったので、KONICAのカメラに、とC35に詰めたのだ。

本当にいつの期限だったかわからないようなものが、引っ越しのダンボール箱から出てきたので詰めてみたのだった。一緒に入っていた、未開封の箱たちは大体10年以上過ぎていたので、多分同時期と見るのが正しからう。

OLYMPUS-ACEに詰めたフジのSUPERIAはむしろその期限切れの風合いが適度で、果たして動くのかどうかというレベルの認識だったACEが、まだまだ現役なんだと思わせてくれたフィルムだった。しばらく使えていないので、そろそろ業務用でも詰めて撮りたい。ブライトフレーム内の二重像(の片方?)が殆ど見えなくなっているので、目測で撮らないといけないのがきついが。

 

多少Lightroomで色合いは触ってみた。普段フィルム写真はノーレタッチでアップしているのだが、かといって自分の楽しみをあまりにつよく縛り付けて微妙な気持ちでアップするのも馬鹿らしいので、ほどほどに今回は触ることにした。現像段階・スキャニング機器のセッティング諸々でもともと変わっているようなものだし。

 

かなり画像が荒れていたのはモノクロにするだけで十分な気がした。フィルム購入した時期は、先日の記事にあったFM2を借りた時期だったと思う。

 

小矢部の石動あたりを散歩していたときの石段。登ったところは廃墟で、お堂があったのだけど、そこで撮った写真は荒れた風合いと相まって正直怖い写真になってしまったので、アップしないでおく。あまり見返したくない。

 

朝の光。じっと見ていると徐々に明るくなってきているかのように感じる一枚になった。目が慣れて暗い部分が見えるようになってきているだけか。

 

カメラ屋さんにPEN EEのモルト張替えをお願いしたときの写真。撮っていいですかと聞いたら快諾していただいたので撮ったのだが、このフィルムだったのを忘れていて残念なことになってしまった。人を撮る貴重な機会だったので、持っていたDfで撮るべきだった。前に書いた通り、このPEN EEはここのお店に後日引き取っていただきました。感謝。掲載許可もいただき感謝。今度リベンジで撮らせてください。

 

信号待ちの写真はなんか好き。特にスクランブル交差点。

 

最後。補正なしで一番綺麗に撮れていた一枚。周辺光量落ちもイメージ通り。ちぎれ飛んだ花が雨混じりのアスファルトに横たわっていた。

以上8枚。今度は何詰めよう。PEN Sはまた期限切れのACROSS 100を詰めているが、果たして…。

フィルムをお店でスキャンしてもらった2(KonicaC35、C35EF)

前回は結局OLYMPUS-ACEのものだけで終わってしまったので、一緒に上がってきたKonicaC35とKonicaC35EFも。色々とお金をかけて道具をそろえたものの、カラーネガについてはお店でスキャンしてもらった方が楽で綺麗だということがわかった。お金はかかるけれど。

以下、それぞれにあれこれ写真について書いていたが、語れるほど写真についてわかっていない…ということでざくざく削除。リアルの身の回りに話の通じる人がいたら、「…は~ということ? でしょうか?」くらいの感じでお話してみたいものだ。前々々前職場はフィルムカメラ好きが何人かいたのにそのころはやっていなかったのだ。

 

KonicaC35EF(ピッカリコニカ)+フジ業務用100

 

鳥越城跡Konica C35EF, フジ業務用100

まずはジャンク品の箱から手に入れて清掃したピッカリコニカ(KonicaC35EF)から。フラッシュは使わないのでそちらの電池は入れていない。なのでかなり軽い。

前に雨の発電所を撮りにいった序にいった鳥越城跡の写真である。このときは雨も止んで、曇り空だったろうか。石垣や門もそうだけど、鉄塔のある山の木々も細かく見える。

Kanazawa Pigeons

Konica C35EF, フジ業務用100

道の先一か所に群がる鳩を撮る。細かいことは置いておいて、試し撮りのフィルム一本目としてはどれも自分の腕では十分なほどに写っていたので、ヘキサノンの力かと思う。

 

KonicaC35 Flashmatic

 

21美椅子

Konica C35, フジ業務用100

こちらは同じKonicaだがKonica C35 Flashmatic。先ほどのがピッカリコニカという通称だったのに対し、ジャーニーコニカというらしい。外観が好みすぎるカメラである。

上の写真は21世紀美術館でよく観光客にも撮られている椅子。壁沿いに並んでいるのがかわいらしくて撮りたくなる。

朝のお迎えKonica C35, フジ業務用100

こうして見ると自分のスキャンのやつは色被りがすごい。ピントが甘いのはソフトな感じでまだいいのかもしれないが。

 

Bus LaneKonica C35, フジ業務用100

雨が降っているのがちょっとわかりにくいが降っている。

 

風吹くKonica C35, フジ業務用100

青いのは自分でスキャンした方。色温度と色被りの調整が大雑把過ぎたか。

フィルムカメラを始めた。シャッターの音がそれぞれ違う。

風鈴音符列

フィルムカメラを始めた。使うのが全くの初めてというわけではない。能登に住んでいた頃、コンパクトデジタルカメラを購入して写真って楽しいんだなと趣味にし始めてしばらくし、デジタル一眼レフに手を出したころ、お客さんの中には結構長くカメラや写真を趣味にしている人がいたので仕事以外でそういった雑談をすることもあった。そして優しいことに持ってらっしゃるNikonのNewFM2を少し貸していただいたことがあったのだった。そのときに少し使ったくらいか。いや、メンテナンスの方法もわからないままにminolta SR-7をゆずって頂いて一度使ったことはあった。しかし光線漏れの対処をするのがよくわからず、結局デジタルに傾倒していったのだった。仕事も忙しかった上、デジタル一眼レフの操作と写真の楽しさだけでいっぱいいっぱいだったのだと思う。

しかし今になって…そのときに購入したデジタル一眼レフD200に次ぐカメラ、NikonDfを購入してまもなく、Df関係のブログを見ていたらやけにフィルム写真を撮りたくなるものが多くてついに手を出してしまったのだった。それが何度か名前に出したKonicaC35である。ピッカリコニカはジャンク品を清掃して使ってみたし、フラッシュマチックは中古ながら綺麗なもので、中古購入品である。

一つ目のフィルムはピッカリコニカ(KonicaC35EF)のもので、富士フィルム業務用100。二つ目のフィルムはKonicaC35 Flashmaticのもので、富士フィルム業務用100。それぞれが現像があがってきて、デジイチで無理やりスキャン(デジタルデュープというらしい)したのだった。Web上にアップロードした初めての、一枚目の写真が上の風鈴だ。スキャン行為自体がうまくできていないのかもしれない。もともとピントがあっていないのか、それともデュープの際にピントがあっていないのか、カメラ屋さんでプリントしてもらっていないため判断がつかないことに今更気づいたのであった。

stair

そして今日仕事が休みだったので、例によって朝起きてすぐにカメラをもって2~3時間散歩した。午後には3本目のフィルム(これも富士フィルム業務用100)を撮り終えたので、それをもってカメラ屋さんへ。現像だけなので1時間もかからずにできるそうだ。なんとスピーディなのだろう。金沢で自家現像しているカメラ屋さんはもうそこくらいしかないらしい。大体はフジのラボに出すということなのかもしれない。取りに行ってまたスキャン。少しずつ要領はつかめてきたかもしれない。

3本分PCで見てみると、致命的な光線漏れだとかそういうのはないものの、ピントが合っていないものはいくつかある。あとデュープのときに色温度の設定がおかしいのか、画像の色合いをいじっていてもけばけばしいばかりのものもある。もうちょっと自分が勉強すべきところだ。

KonicaC35は距離しか自分で触るところはないので、とりあえず簡単に撮れる。お手軽で、かわいらしくてよい。楽しい。Dfもガンガン使っていて、勿論楽しいのだが、デジタルとはまた違った感覚を得られる。どんなふうに撮れているだろうか、という不安と期待を味わえる。階段の写真はイメージ通りで、明瞭感も思った通りだった。今フィルムを入れているカメラはオリンパスエースで、こちらは露出は自分で決めないといけないし露出計はないので、あがってきたときがこわい。が、楽しい。こちらも20枚くらいまで撮っているので、もうまもなくだろう。

シャッターの感覚がそれぞれ違うのがまた楽しい。D200とDfも違う。D200は衝撃だった。KonicaC35はカ・シーンという静かで、機械的な音。そしてオリンパスエースも静かだが、Konicaともまた違う音で、少し手ごたえがある感じ。ツァ・シャン。

ここのところデジタル+フィルムの写真アップロード枚数が多すぎて、InstagramのTLにバンバン流れている。律儀なフォロワーさんはいいねを押しまくってくださっているので、邪魔でなかろうかと少し不安である。

KONICA S2

KONICA S2

写真はKONICA S2というレンジファインダーフィルムカメラである。見た目かなり綺麗で、前からお店で見かけていて気になったので購入した。が、JUNK品で値段も数百円。なぜなら、絞り羽根が動かないためである。がっちりと閉まったまま(シャッター幕のようなものなのかもしれない)で撮影できない。

ファインダーもレンズも綺麗なのに、もったいない。かといって分解して修理できるかというと難しそうである。機会があるまでインテリアとなるか、保管しておくままか。しかし枠のプラスチック部分はなんともだささを感じる部分ではある。1961年のカメラ。

KONICA C35

Konica C35 Flashmatic

なんと愛らしい姿だろう。

写真のカメラは、私が先日新しく購入したコンパクトフィルムカメラである。KONICA C35 flash maticというカメラで、1971年発売。レンズはHEXANON38mm F2.8である。シルバーのこの見た目、コンパクトさにひとめぼれした。片手でそっと覆うように支えもつと、その大きさと軽さ、ひんやりとした軍艦部、ボディの皮の手触り…すべてにいとおしさを感じる。写真自体の写りは私はあまりよくわかっていないが、とてもいいらしい。もちろん中古で仕入れてきていただいたので、まだ一度も現像に出せていない今は不安もあるが。まっとうに写真を撮っている方からすると、いかにもファッションカメラ好きと非難されそうだが、カメラというのは人の所有欲を掻き立て、刺激してやまないものであることを改めて思い起こしていただきたい。D200やDfに対して恋したような想いを起こさせるレベルのものであった。

Konica C35EF

この前に同じKONICA C35のEF、ピッカリコニカと呼ばれるモデルのジャンク品をハードオフで回収してきたのだが、そちらはレンズに曇りかシミのようなものがあり、巻き上げレバーが破損してなくなってもいて、カビやモルトの傷みがひどかった。清掃してとりあえず使えるかなというくらいにはしたので、フィルムを詰めて試し撮りをしたものを今日現像に出したところだ。しかし世界初フラッシュ内蔵カメラとして発売された名品(そして爆発的に普及したらしい)。評判のいいカメラではあるので、きちんと撮れるようなら使っていけたらと思う。まだ染みついたかび臭いにおいが厳しい。

今までまともにフィルムカメラを使ったことも(試用はさせてもらったことがあるが)ないので、なんともわくわくする。いや、子供の頃家にコンパクトフィルムカメラはあったし、レンズ付きフィルム(写ルンです)なんかはもちろん使ってはいたけれど、自分が所有するものとしては初めてだ。それもレンジファインダータイプのものは初。いずれは一眼レフが欲しいけれど、いつになるだろう。いつか借りたことがあるNikon FM2とか憧れる。しかし今となっては他のメーカーも気になる。

minolta SR101

画像のminolta SR101はカビとホコリまみれだったのをかわいそうだったので預かり清掃したもの。試し撮りする前に返却してしまったが、ちょっと使わせてもらったらよかったか。デジタル一眼としては今所有しているNikon Dfのブラックが滅茶苦茶好みで大好きだし、D200も大好きなのだが、フィルム一眼を買うならシルバーボディを手に入れたい気持ちはある。なんとなく。

DSC_1111

Dfを使っていて写欲自体が上がってきているのもあるが、Dfの記事を検索していて見つけた写真ブログ「記憶カメラ」さんが素敵な写真を撮られる…いやそれ以上に、カメラや写真を日常生活に取り入れたなんともいい関係、付き合い方を描いておられる。それにあてられてKONICA C35を購入したのだった。影響をもろに受けている。もちろん同じ写真は撮れやしないので、私なりの写真を撮っていくつもりだが。