Nikon F Photomic FTnが平成最後のお迎え

私は4/14が誕生日だが、色んな巡りあわせの結果、この機会にNikon F Photomic FTnを購入した。Nikon Fはあの尖がったカッコイイペンタ部のNikon Fアイレベルが有名だし、人気があるのだが、かなり値段も高くてそう簡単には買えない。フォトミックはそれに比べると相場は落ち着いている。しかしながらある人からみれば野暮ったい、しかしまたある人から見れば可愛らしいその頭部は、私も最初はえらく大きいものだなあと思っていたのだが、次第に愛らしく感じてきたのだった。

そもそもそれを現物で最初に見たのは写真の文明堂で紹介された時だ。中古で入ってきたのだがシャッター部にやや不良があるということだった。それまではNikon F自体にそこまで興味を持っていなかったのだが、実際現物を触ってみるとどうも関心を持ってしまう。ネットで色々調べたり見ているうちに、その中古でいいから買えないか聞いてみることにした。しかしお世話になっている店員さんからすると、私の集めている傾向やラインナップ、使い方などを考えると、ちゃんとした良品を買った方がいいですよとアドバイスしてくださった。お店の売り上げだけを考えるなら売ってしまえばそんなものだろうが、このお店はこういうところがある。カメラ店以外を含めても、石川県で信頼しているお店のひとつにここを挙げたくなるのはそういう理由である。

そこからしばらく、Nikon Fは心の片隅に追いやって、いつかいいものに出会えたらと他の機材で撮影を楽しんでいた。しかしある日、綺麗なフォトミックに出会う。前からあったのかもしれないが、なんだか吸い寄せられるようにそこへ足を運んだ。値段も少し高めか…?くらいだったが、注意書きを見てみるとなんと「OH済」とある。つまり動作は安心だということだ。それを考えるとむしろ安いのではないか。すぐにでも買いたかった。

だが念のため、一日考えることにした。

もっとよく調べて、アイレベルを頑張って(お金をためてから)購入すべきか? だが私は本当にアイレベルが欲しいのか?確かに格好いい。欲しいは欲しい。しかしそれでなくてはならない、というには動機が不確かであった。比べて、フォトミック機構、つまり露出計がOHできっちり動作保証されていると考えると、普通に使いやすいし、Fをよく知る前はただでかい頭部だった部位も、愛らしい心持ちさえしている。Nikomatと同じくガチャガチャができるのも楽しそうだ。あと、どうしてもアイレベルが欲しいならその部位だけ入手すれば付け替えはできる(美品は難しいだろうが)。

そして、この「平成から令和へと改元を迎えるこの時期」に、「私の誕生日」というタイミングと合わせて、さらに「状態のいいNikon Fに出会う」という巡り合わせ。これは買うべきなのではないか。いや買わねばなるまい!買うー!

そんなわけで翌々日の休みにお金をおろしてお店に向かい、改めて見せてもらった。多少の使用感はあるものの、全体的に綺麗である。アタリらしいものはそう見受けられない。側面に少しキズがある程度か。あとは擦れ程度。

レンズはカニ爪があるレンズなら使える、が、やはりオートニッコールを使いたい…。持っているのは50mmF1.4(ジャンク品)と50mmF2(ジャンク品)だ。なんだか申し訳ない。いま欲しいのは20mmか28mmといったところ。商品棚を見るとあるではないか、Auto NIKKOR-H 28mmF3.5が。しかもAi改造済なのでFM2などでも使える。手にとって見てみたが、傷などなくかなりの美品に見える。私は検品する目があまりないので自信がないが、綺麗なものですよとおっしゃっていたのでそうなのだろう。これとフードも合わせて購入した。

ファインダーを付け替えたらシャッタースピードのダイヤルをカチカチ一周させる。レンズのガチャガチャと同じだ。シャッター部分はNikon S2と同じである。

 

これが平成最後の大きな買い物であり、また平成最後に買うカメラとなったのは間違いない。また、いつ買ったかは置いておいて、これからこのカメラとも色んなところにお出かけできるのが楽しみである。先日ひとり古墳公園にカメラを持って出かけた時に、自分がこうして休みのたびに出かけるモチベーションをなんとなく言語化できた。

 

これからもいろんなカメラと楽しんで行きたいところ。1stロールはとりあえず富士フィルムの業務用100を詰めた。

Nikon F Photomic FTnが平成最後のお迎え