2011年の桜は私にとって不遇にあったように思う。理由は3月の地震のみならず、週末に座して眺めるほどに適した気候には落ち着かぬまま、散ってしまったことにある。花見の呼びかけをしないまま時期も過ぎて行ってしまった。昨年は芸術村でいい天気だったのが懐かしい。
別院の写真をとり終わった私は再び道に沿うて歩いて行った。中央を走る道(鶴来街道)から離れるように、離れるように、左手へと流れて行く。ゆるやかな坂道を登ると火伏不動尊のお堂が見えてくる。
前の記事に書いたスーパー(マルエー)の脇を進んで行くと、福正寺というお寺を見かけた。私の地元にも同じ名前のお寺がある。字の組み合わせとしては確かに全国に点在していそうだ。そのまま進んで行くと、大谷真宗派鶴来別院に行き当たった。
週末、ふと思い立ち鶴来へと電車で出かけてきた。鶴来(つるぎ)は金沢市内から北陸鉄道にのって約30分ほど南下したところにある、酒造業で有名な町だ。「萬歳樂」や「菊姫」など、県外の方でも耳にしたことはあると思う。