最近の写活

なんとなく、何のフィルムを入れているのかわかるようにしておいた方が良いと思ったので、持っているハーフカメラのOLYMPUS PEN EEとPEN Sそれぞれにマスキングテープを貼ってフィルムの名前と感度、入れた日を書いている。複数台のフィルムカメラを同時並行で使っているので、中身があるのかないのかわからなくなることがあるのだ。開けて露光したらかなしい。全部に貼っているわけではないが、入ったままになる期間の長い二つのハーフカメラに貼っている。

ちょっと他の人の眼からみるとださいかなあと思ったが、フォロワーさんの中に同じことをしている人がいて、少しほっとした。同じ発想の人はいるようだ。マステなら剥がしやすいので本体も汚れないし、いいかなと。

相変わらず休みの日は出来るだけ散歩写真に出かけている。あまりに雨が強かったりするとカメラも濡れてしまうので、さすがにそういうときはやめているけど。

デジタルはDfで、ピクチャーコントロールで遊んでいる。多いのはモノクロのNEOPAN設定でぱしぱし撮ること。あとはAGFA Optimaとか。デジタルはもともと発色が強いイメージがあるので、Velviaとかは入れてみたもののあまり使っていない。

兼六園前の交差点は土日はスクランブル交差点になるので、人の流れが普段と変わる。しかしちょっと遠い。50mmだけどもう少し道路内に入るべきだろうか。しかし悠長に構えてはいられなかった。それか35mmくらいでもよかったかもしれない。

フィルムはいまSR505にLomoカラーネガ400が入っている。今少しPentaxSPとOM-1とACEはお休みモードだ。ひと月当たりのカメラ関係予算をちょっと計算しつつの撮影となっている。フィルムと現像代で結構飛んでいくので…あとNikonのフィルムカメラも欲しいので。NIKON S2欲しいなあ。NewFM2(シルバー)欲しいなあ。Nikomat FTN(できれば黒)欲しいなあ。止まらない。

PEN EEはモルトを張替えしてもらってから、初の現像も上がってきた。1本目は光線漏れがあって殆ど失敗していたけど、今回はきっちりそこはカバーされていた。材料工賃2000円でばっちり。

 

初カスタムピクチャーコントロール

写真をやっている人にとっては当たり前なのかもしれないが…。

D200を購入して最初こそJPGで撮っていたが、まもなくRAWデータのほうがいろいろ触りやすいぞと聞き、それ以来十数年ずっとRAWで撮ってきた。今でも基本的になんとなく取り返しのつきやすいRAWで撮っているのだが、ここ最近フィルムでも撮るようになってきて、JPGで撮るというのはフィルムで撮ることに、撮影者の、撮影時点の感覚としては近いのかなあと感じるようになってきた。

デジタルなんてのはレタッチ過多、フィルムはノーレタッチだと極端なことを言うわけではない。フィルムでも現像からプリントの段階でアナログ、化学変化等の調整が入っているのだからレタッチといって過言ではないし、デジタルのJPGもカメラ内の設定で調整したのが記録されるだけでカメラ内レタッチを経由している。

しかし自家現像をしない私にとって、撮影前にカメラで設定できる範囲(フィルムであればフィルム選択から)を準備して、撮影したらあとは出てきたものがほぼすべてなJPGは、いまの私のフィルムカメラでの撮影とそう大きくは変わらない。

JPGだってあとからレタッチできるではないかという意見もあろうが、フィルムで撮ったものはデータ化してJPGになっているのでその時点ではもう同じ土俵である。解像度はちょっと異なるが、こことかInstagramにあげるくらいなら差はない。

しかしデジタル一眼で撮ろうがフィルム一眼で撮ろうが同じとは思えず、やはり出てきた写真はフィルムはフィルム写真だし、デジタルはデジタル写真なんだなあと思った。どちらが優れているとか好きとかいうのは今の私にはない。いずれ好みも出てくるだろうが、違うのだなと思う程度だ。その時の気分で見たいものを見る。

Dfにもデジタルカメラらしくカスタムピクチャーコントロール機能があって、自分で好きにトーンなどをあらかじめ設定としていじっておいて、それで記録できるのだが、今まで使ったことはなかった。スタンダードとかニュートラルばかりだった。RAW撮影だったので、あとから作りたいイメージに触ることもあるだろうと考えてだ。しかしJPGで撮るときに、事前設定としてこういうのも使うと面白いということをまきりなさんの動画で前に見た。

AGFAやT-MAX、ベルビアなどのフィルム風のセットがネットでDLでき、それをカメラのSDカードに保存して読み込み、使用できるという。なるほどフィルムを変える感覚で使えるのかもしれない。とやってみた。少し撮ってみると、確かにそれぞれ風合いが変わる。Lightroomなどであとから加えられるフィルタ効果のようなものが、最初からある感じだ。あそこまで極端でなくとも、KodakやFujiなどそれぞれのフィルムの特徴がある程度表現された設定らしかった。

一個前のエントリーでOM-1を同じような角度で撮っていたが、それと同じタイミングでそれぞれピクチャーコントロールを切り替えて撮ってみた。しかしどれがどれかメモしていなかったので正確な比較にはならぬ。けど違うことはわかる。なるほどこんな風にかわるのか。色調は確かに元とは変わるが、それでもやはりデジタルの画なのだとわかる。

D200にもあったのだろうか。あったような気はする。しかし使ったことはない。気分を変えて撮るには面白い機能だと思うし、今後JPGで散歩写真を撮るときなんかに使ってみようと思った。

ウィルス性胃腸炎と35mm F2.8


OLYMPUS OM-1 + G.ZUIKO AUTO-W 35mm F2.8

OM-1用のレンズは50mmF1.4のみだったが、G.ZUIKO AUTO-W 35mmF2.8が増えた。描写が楽しみだ。文明堂さんにて購入。Dfでも50mmと35mmは多用する焦点距離なので、OM-1のためにも揃えてあげられて嬉しい。

本日から遡って数日前より、ウィルス性胃腸炎にて寝込んでいた。またである。前回は2017年4月12日と日記にはある。前は知らずに食事をとってひどい目に遭ったので、今回は(症状の落ち着いた今となっては)賢く過ごせたと思う。しかしひどい時の丸二日間ほど、昼も夜もずっと「痛い!」「熱い!」「寒い!!」「苦しい!」「痛い!」「寒い!」の波状攻撃&同時攻撃で呻き、喚き続けていた。しかしどうしようもないのだ。祝日で医者も休みだったので翌朝まで我慢せざるを得ず、全身どこもかしこも痛くて眠れもしないのでとにかく自分の意識をぶった切ってしまいたかった。大仰な話ではあるけれど、死んだら楽になれるのにとまで思っていた。私は痛みへの耐性が極めて低いのだ。しかし今回の寒気(悪寒)はひどかった。ただ、咳やのどの痛みはほとんどなかったように思う。しかし胃腸が悪いせいで何も食べられない。冷たいものも固いものも油ものも食物繊維も…お湯で薄めたポカリを舐めていた。

翌朝仕事は休ませてもらい、病院へ行き薬をもらって又丸一日寝ていた。翌日から少しずつやわらかい食事などをとれるようになり、翌々日である今日は煮物や鶏肉などを食べられるようになった。ただしお腹に入れると激痛が走るのはきつい。明日から仕事に復帰なので、弁当などをどうしようか思案している。

過去の胃腸炎になった頃を調べるのに、Twitterのログをキーワードで検索し、その状況や心情については手書きの日記の該当の日付を読んだ。Twitterを索引のように使っている。

 


Nikon Df + Ai AF Nikkor 35mm F2D

寝込む前に少しモノクロ散歩スナップをしつつドラッグストアなどに葛根湯などを買いに行っていた。しかし歩いていてもどんどん寒気が増すばかりで、どうもおかしいなあと帰宅したら動く体力はなくなっていたのだった。


Nikon Df + Ai AF Nikkor 35mm F2D

紅葉を背に、白黒の猫がいた。しかし撮影モードはモノクロだった。

PENTAX SPの現像2本目


ASAHI PENTAX SP + Super Takumar 55mm F1.8, フジ業務用100

ASAHI PENTAX SPに詰めていたフジ業務用100がいっぱいになったので現像に出してきた。一本目の試し撮りでどの写真も問題なく撮れていたので油断していた。二本目の写真のうち、どうやら1/1000や1/500あたりでシャッター幕不良(右半分以上が真っ黒)のようである。カメラ屋さんにてがっくりと肩を落とす。10枚くらいダメだった。公園でOLYMPUS PEN Sを撮影したのも真っ黒になっていた。いい感じの光だったと思うのだが。

シャッター幕の調整は、底蓋をあけたところに赤く塗った二か所のネジを締めた場所があるので、そこでテンションの調整ができるらしい。しかしどれくらいどちらに調整すればいいのかがわからない以上、下手に触ると低速範囲までダメになりそうだ。うーん。

しかしどのカメラも今のところそれぞれの性格の違うファミリー感があって、付き合っていて楽しいのだけど、PENTAX SPのシャッターも独特で好きなのでなんとかしたい。修理に出すか…しかし他のも修理に出したいのでどの順番に…。悩む。

道端でこの一輪だけしっかり咲いていたのが、タイル壁から浮かび上がるような姿で目に留まった。しかし写真に撮って単体で見てみると、自分以上にカメラがこの花をクローズアップしてくれたよう。


ASAHI PENTAX SP + Super Takumar 55mm F1.8, フジ業務用100

立ち寄った金沢駅にてスナップ。全体的に暗いトーンながらも、エスカレータの金属の感じは思ったように撮れていた。踊り場に登りきる前に気づけばもうちょっと思ったような構図になったかもしれない。左が寂しい?いくら考えても構図はわけがわからない。


ASAHI PENTAX SP + Super Takumar 55mm F1.8, フジ業務用100

真っすぐに天を衝く鉄塔…電波塔だろうか。ピントも微妙でぼやっとしているんじゃないかと思ったが、現像が上がってきたら思ったよりカリっとしていたのでうれしい。イメージしていた通り、それよりか良い。望遠でもっと鉄塔らしく撮ったほうがらしいのかもしれないが、これくらいの距離感も面白く感じた。光線のように張られた鋼線もいいなあ。

最近TrickleというSNSアプリ?を始めた。TwitterやInstagramがユーザをフォローするのに対し、これはあらかじめ発信するコンテンツに対してカテゴリを付与しておき、そのカテゴリをフォローするという形をとっているらしい。よってこの人のこういうジャンルの発信だけをフォローしておきたいといったことが可能。あと、意図的にリプライのやりとりのようなコミュニケーションは制限しているような印象があって、それもまた違った空間の感触を覚えて楽しい。たまに写真にいいねというコメントのような、リンクがつく。私が好きで撮った写真を、いいなと思ってくださる方がいることがありがたい。写真・カメラ友達なんかも媒体を問わず出来たらいいものだが。

フィルムは現像に出すときにパトローネ返却してもらってちまちま集めている。申し出忘れることもあるけど。可愛い収集物だ。

試し撮りは果て無い


minolta SR505 + MC ROKKOR 50mmF1.7, Fujifilm C200

試し撮りから。フィルムの種類と、カメラ本体と、レンズという最低でも三要素から写真の癖みたいなものが産まれているのだろうか。だとしたらたった一本のフィルム(今回は富士フィルムC200)ではまだわからないことだらけだ。レンズを変えればまたかわる。フィルムを変えればまたかわる。試し撮りが終わらない。が、お財布事情からそんなにぽんぽんフィルムを買って、現像に出して、というわけにもいかない。先立つものが欲しい。

日陰の立ち入れない、落ち葉の黄色に混じる赤…フェンスの青緑がなければ撮らなかったかもしれない。何のメッセージ性もない、ただ気が向いた瞬間の写真だが、なんとなく気に入っている。

 


minolta SR505 + MC W.ROKKOR 28mmF3.5, Fujifilm C200

秋桜の光が透ける姿が好きだ。「SR505の」といえばいいのか、「ミノルタの」といえばいいのか、「ROKKORレンズの」といえばいいのか… ともあれ、上がってきた写りに好感を持った。他の写真もである。

それぞれのカメラを触っているとき、カメラから受け取る印象や心持ちはそれぞれ違う。優劣はつけがたい。それぞれ違った人と応対している気持ちだ。楽しい。修理技術を持っていないのが悔やまれる。いや、それどころか不器用さで破壊しかねない。