中判カメラ「Zenza Bronica S2」がやってきた

少し日が空いたけれど、その間も写真を撮っていた。仕事、写真、ゲーム、仕事、写真、ゲーム、というサイクルで私の日々は巡る。年末の腰痛はようやく気にならなくなった。腰は大事だ。これから雪が積もると雪すかしもあるので、なおのこと気をつけねばならない。

私が立てた目標の一つ、中判カメラのゼンザブロニカS2を買う、ということについて、年明けいつもお世話になっているカメラ屋さんである写真の文明堂さんに相談に行ったのだった。昨年も欲しいカメラ、欲しいレンズがあったら(なくても)お邪魔しては色々と教えていただいたり、探してきてもらったりしていたのだ。ブロニカS2は店頭分にはなかったので、また仕入れにいくときに探してきてくださるとのことで気長に待つことにしていた。

が、今回の仕入れで思いがけず綺麗なもので私の予算にも合致したものがあったという連絡を受けた。仕事の休憩時間に、別件の電話を掛けたところでそれを聞いたので飛び上がりそうになった。なんてこった。こんなに早く…実感がわかない。

しかしもう喜びで落ち着かない、そわそわしっぱなし。仕事が休みだった1/25に逸る気持ちを抑えながらお店へ向かう。この時考えていたのは交通事故を起こさないことだ。私は大体こういうときに事故に遭ったり怪我をする。今回は無事だった。いつもフレンドリーに話しかけて下さる店員のSさんにまずブロニカを見せてもらう。

私のお願いしていた、ウエストレベルファインダーの、シルバー?といえばいいのだろうか、縁がメタリックなやつだ、あれが欲しいと伝えていた。すごい、私のお願いしていた通りだ。レンズは標準の75mm F2.8。ゼンザノンではなくニッコールである。残念ながらフードは見つからず。これはあわせてお願いするのを忘れていたのだ。

(写真は帰宅してから撮影した。下が真っ白なのはライトボックスだ。そして部屋の照明が昼光色なので色合いがなんだか妙なことになっている。)

一通り操作方法などを聞く。何しろ私は中判カメラを使うのは初めてで、フィルムのセットもやったことがないのだ。フィルムバックの外し方、セット、フィルム送りとシャッターチャージ…チャージのときのガキン、という音、これ大丈夫か?と心配になる。大丈夫なのだ。仕様です。そして引き蓋(フィルムバック取り外し用遮光板)を抜いて、シャッターを切る。ガシャコーン!このインパクトのある音!ウッヒャー!!この日記を書いているのは購入後数日経っているのだが、まだシャッターの余韻が残っている。

フィルムはその感光させる面を意識してセットすると、一応どちら向きにはめるかということはわかるようになっている。間違えないといいけど。

ファインダー、そうウエストレベルファインダーも実際に使うのは初めてだ。実家の二眼レフは結局故障しているようなのでフィルムを通せていない。ブロニカのファインダーロックを外すとバタンガシャコンとメカメカしい覗き窓が組み立てられる。その挙動ひとつで心を揺り動かされるのを感じる。

ちなみにルーペもついており、それはこの状態で少し蓋を閉じるようにそっと動かすと、ルーペがガシャンと起き上がってくる。ルーペをまともに覗いたことがなかったので、ルーペってずいぶん見づらいというかぼやーっとしているんですね、というようなことを言ったら、もっと目を近づけて見るものなんですよと教えてもらった。なるほどそうやってみてみると、細かいピントの追い込みがやりやすい。ううーん、像が、すごい。写真撮る前から、この見えている像の立体感が眩暈を起こしそうなくらゐ、美しい。

昼過ぎ社長にようやくお会いできたので、毎度のことながら骨を折ってくださったことにお礼を申し上げる。フィルムも合わせて購入。フジの160と400を一本ずつ。レリーズも買っておく(Dfでも使えるし)。

Twitterに喜びの報告ツイートをしたら、100人以上の方からいいねを頂けた。100超えるのなんて初めてだ。それだけカメラ、写真を好きな方がたくさんいらっしゃって、さらに他人の喜びを同じように喜んでくれる方たちだってことだ。やさしいせかいだ。でも確かに他の人がカメラやレンズをお迎えしている報告を見ると、こちらも嬉しくなる。

まだちょっとずつしか撮れていないが、実際に使ってみると安定感があるしファインダーのピントも見やすく感じる。安定感があるのはこれそのものが重いからだろう。ストラップ金具がないので、Amazonで注文した。どれを買えばいいかについては、リプライいただいたものを参考にさせていただいた。

今日も少し散歩に出た折、DfやNikomatに加えてブロニカも連れて行った。途中、休憩したときにブロニカでDfを撮影した。1stロールでDfを撮ってあげたかったのだ。うまく撮れているかわからないが…。露出をはかる時、感度を1段間違えていたような気がしてならないのだ。さておき、その撮ったDfとブロニカを交替し、撮影する。距離を測るつもりの左手が、自然とカメラを撫でていた。美人さんだなあ、ブロニカも。私なんかがうまく使ってあげられるかわからないが、よろしくお願いしたい。撮るものに悩みながらの散歩だったが、結局このDfを撮影した一枚で今日は終わった。

中判カメラ「Zenza Bronica S2」がやってきた

思い付き

上手く使えないまま手放したPEN EEだが、一本目のフィルムに関しては光線漏れも激しく、失敗写真と言ってもいいくらいのものが量産されてしまった。二本目の前にモルト張替えをしてもらってそれは解決したのだが、アップしようという気も失ってそのままにしていた写真を、昨夜お酒で酔っ払った私がLrでモノクロにしたり色々触っていたようだ。そうやって翌朝改めて見てみると、そこまで悪くないような気もしてくるから不思議だ。軽い自己肯定キャンペーン(自分内)中なのかもしれぬ。

 

酔った思ひ付きも悪くない。といってもあまり心の切っ掛けは覚えていないけど。

思い付き

お正月あたりのフィルム

年末年始のあたりに撮っていた、OM-1につめていたフィルムLomography Color Negative 400の現像が先日あがってきた。実家では家族や犬を撮っていたので、あまりアップできるものがない。帰省から戻って来てから、尾山神社へ参拝する。正月あたりは行列が凄かったらしいが、3日ともなれば上の写真程度(最後尾)となる。

それでも人は多いので、参拝後は皆左右に分かれて側面の階段から退出する。

 

こちらは実家の方で参拝した神社。毎年ここへ来る。

一応露出計を見ながら適正かオーバー気味に撮っていたはずが、全体的にアンダー気味であった。上の写真はましな方。うーん。電池がもう切れかかっているか、露出計自体があまり正確ではないか…。OM-1は結構露出計をオフにし忘れることが多いので、電池の残量が少ない可能性はある。少ないからアンダー気味に出てしま…いや、露出計自体はオーバー気味に動いていたなら電池ではないか。計器の問題か。

山茶花。最近図書館で椿と山茶花の本を借りて読んだので、前ほど両者を取り違えて言うことに対する怯えはなくなった。散り方は前から知っていたけど、そのほかの特徴について知ることでだいぶ安心した。そもそも今の時期咲いているのはほぼ山茶花だ。山茶花は冷え込みに対して開花し、その冷え込みから気温が上がってくると椿が開花する。私はどちらも好きだが、やはり椿が好きだ。早く暖かくなってほしい。

この線路を進んでゆけば京都の方へ行くだろう。

金柑か? 割と実が大きい。

アンダー気味なのは置いておいて、前にminolta SR505に同じフィルムを詰めて撮った。あの上がりと雰囲気はやはり似ている。緑色の出方が特にそう思う。他の人の作例を見て、もっとスキっとした先入観があったのだけど、もっとオーバーに撮るとああいう感じになるんだろか。Lomo400はX-TRA400と値段はそう変わらないので、また使ってみよう。今度は意識的にオーバーに…。

お正月あたりのフィルム

SR505 and Lomography CN400

今年最後に上がってきたフィルムの現像は、minolta SR505に入れていたLomography Color Negative 400(36枚撮り)だった。フィルムはまだ撮り慣れていないので、つい安めのフィルムを選びがちなのだが、カメラ屋さんにお勧めされて買ってみたのがLomo400だった。フジ業務用400が市場から姿を消してしまった以上、X-TRA 400の価格を見れば、実際のところLomo400とそう変わらない。なら、と試してみたのだった。

Lomographyのイメージはというと、LC-Aなんかで撮った周辺光量が落ちてて色乗りが濃くて、ぼわ~っとトイカメっぽさを感じる、何と言えばいいかわからないが、先行的なイメージとは言え、それはやはりロモっぽさを感じるものだった。しかし他の人の写真を見ているうちに、ちょくちょくLomo400の写真も目に入り、意外と普通なものも見かける。それは他社のカメラ(それこそNikonとかOLYMPUSとか)で撮ったものだ。レンズが違うとまた画の印象がブレンドされて別物だった。

今のところ、フジ業務用100の色の感じが結構好きではあるのだけど、感度400はあまり使ったことがなく、Lomoも私の写真の常用に耐えうるならば(お財布的な意味でも)ありがたいし面白そうだ。フィルム写真はレンズとフィルムでそれぞれ画がどんどん違って見えて、際限がない。

いくつものカメラを並行して使っているため、36枚撮りきるまで結構かかってしまったが、平成30年中に撮り終えることができた。SR505に詰めたのは、富士のフィルムで撮ったのをみたときに、なんというかあまりやんちゃしない印象を受けたからだ。大人しい。まだminoltaのレンズをあまり持っていない所為だろうが、そんな風に思っている。今のところは。

撮った写真から察するに、フィルムを詰めたのは先月末、胃腸炎で寝込む直前だ。さて撮った写真から何枚か挙げつつ感想を書いていく。写真をクリックすると、も少し大きくみられると思う。縮小がかかっているのはちょっと色味が変わって見えている。

 

OM-1と一緒に持ち出して、ひとりぶらぶらにし茶屋街まわりを歩いていた。思ったより歩いていると暑くて冷たいドリンクを頼んだのだが、これはこれで冷えてしまったのだった。今度は温かい飲み物を頼もう。

 

SR505の操作感は、一本目撮り終えたときと変わらない。OM-1を使った後だと中々にガシャーンと大きな衝撃を受けはするが、それもまたよし。露出計も安定しているように思える。

 

この写真はまだLomoっぽい~と感じた。そうでもないか? でも色の感じと光量の落ち方がそれっぽいなあと思ったのだ。実は一本目でも似たような感じだったりしたのかもしれない。別に分析をしているわけではないので、受けた印象で楽しんでおればよいのだ。

 

確か絞り開放でとってみたやつだった。風が少し吹いた。今はもうすっかり冬だ。当時でも12月に入ったかくらいだが。今日の夜から一気に冷え込んでくるらしい。雪も降るとか。昨年の豪雪を思い出してぞっとする。明日が仕事納めなのに…。そもそも正月動けるのだろうか。

 

この写真、もっと引いて撮ればよかったか。いや主題は窓の向こうの実?なのだ。引いたら主題が見えにくくなる。しかしこれだと窓枠…フレーム周りが強引に切り取られたように感じる。縦にすべきだったか?悔しい。もうちょっと絞りも開いてよかったように思う。群青色のペンキと、孤独感を感じる植物が妙に良く感じて撮ったんだった。力量不足。

 

空を広く、夕暮れどきが近くなっていた頃、多分四時前とかそんなだろうか。クレーンとか重機は写真に撮るといい。空も雲も好きだし、組み合わせとして好きだ。しかしこの時露出計が良く見えなくて、えーいもういいやとシャッターを切った覚えがある。

 

と、これらの写真を撮ったのはこのminolta SR505である。かしこまっているように見える。真面目な印象を受ける子だと思う。今後の付き合いでどんなふうに見え方が変わってくるんだろう。

SR505 and Lomography CN400

Nikon FM2 1st Roll

昨日のNikomatFTNの現像一本目に続き、同時に上がってきたのがNikon FM2のFUJICOLOR C200である。逆輸入品のフィルムだが、感度が200で使いやすいのと、36枚撮りで値段も500円しないのでコストパフォーマンスが高い。フジ業務用100の36枚撮りとこれは良く使った一年だったと思う。

Nikon FM2については購入に迷っていた頃から購入した際にかけて色々書いていたのでここでは割愛する。実際一本撮り終えるまで使ってみて、改めていいカメラだなあと感じた。むしろ、あの借りた時にここまで感じ入ることはなかったのは、写真を撮るという行為にまだ慣れていなかったからだと思う。仕方ない。今は感じるものがある。これがまたのち10年となると、また感じるところが違うのかもしれない。

露出計の操作はシャッターボタンを半押しするだけでONになるのが楽だし、入り切りを忘れなくていい。ただ、ファインダー内の露出計の表示は、個人的には針式にしてほしかったと思った。FM2は+〇-で表されているのだ。十分といえば十分だし、暗いところで撮る際にも見えるのでいいのだが、なんとなく。昨日今日曇り空の影でOM-1で撮っていたが、露出計の針が見えなくて難儀した。OM-1は広すぎて視野から外れ気味なのも理由かもしれないが。

文明堂さんからお迎えしたFM2は外観も綺麗、ファインダーも綺麗、おそらく元ユーザに粗野に扱われた形跡は全くない。私がうっかりぶつけたりして傷物にしてしまわないか不安である。今日年末の挨拶に伺った際に改めてお礼申し上げた。使い勝手、上がってきた写真を見ても、いいカメラでした、ありがとうございます、と。そして来年もよろしくお願いいたします。

上がってきた写真を何枚か。レンズは大体Planar T*50mmF1.4、Ai AF 35mmF2D。FM2用にと思って買ったMicro 55mmF2.8SはDfでテストしていることが多い。プラナーは本当に購入当時からよく使っている。一番使用回数多い。

 

露出テストがてら雨上がりの道路を撮ったけど、太陽の反射とアスファルトの質感がすごくよく出ていて、本当に吃驚した。でもなんで吃驚したんだろう。Dfでも同じ画は撮れる…と思うが、単純にそのときの光の加減が好みだったのだろうか。

 

適当にピントあわせて撮った割に、受話器にぴったりだったので気持ちいい。全体的にざらふわっとしているものの、電話機あたりが浮かび上がるように締まっているように見えるので、なんか好き。

 

これは35mmか50mmかどっちか忘れた。よく撮る交差点。色合い結構好きだなあ。C200の色か。

 

Planar、確かf2.8くらいだったか。絡み合い、ふわっ、ぽんぽんぽん、しゅーっとした感じで、好き。色乗りが結構こってりした感じになった。前SR505で椿か何かを撮ったのと似た感じ。確かあれもC200だった。

 

絵馬。受験の合格祈願が多いのだろう。内容は読み取れない程度にふわっと開放気味で撮った。

 

雨の日…尾山神社の神門で雨宿りをしていた。FM2はC200が入っているし、なんとかアンダーにならずに撮れるかなと撮ってみる。結果として満足。個人的に一本目の中で一番気に入ったかなあ。さっきのアスファルトのと悩むけれど。薄暗いので周辺が陰に落ち込んでいるのもいい。いいないいな、また写真撮りたくなってきた。(今日休みで午前午後とそれぞれ少しだけ撮ってきたのに)

次のエントリはSR505でLomo400のかなーと。

Nikon FM2 1st Roll