野田山あたりから

野田山から

野田山のあたりから、NikonDfにNikkor35mmで撮影。同じ場所から、先日入手したPENTAX SPに28mmで撮影したものが以下。試し撮りのフィルムが上がってきたのだった。

野田山あたりから(L)

写りも問題なし、光線漏れなどもない。露出計の針をどこまで信用していいのかまだ不安だが、このまま使っていけそうだと思う。

野田山あたりから(R)

KonicaC35でも撮りたかったが、同じショットを何枚もとっても勿体ないなあとやめておいた。ヘキサノンレンズの描写がちょっと見てみたかった。

道ゆくこ

snapshotNikon Df + Carl Zeiss Planar T*50mmF1.4

道ゆくこ
筋交いの眼いろは 飽きもなし
でいらいとの血管をすかして
金木犀のよな色にして
道ゆくこ

 

 

するどい光

雨露たくわへNikon Df + AF-S Nikkor 50mm f1.8G

雨に濡れ、するどくなった光と陰が神妙に私に生い茂る。

逆さに映る私はどんどん現実から剥がれ落ちてく今の自分を無表情に見つめてゐる。

表向きを上手くやり過ごすことに躍起になって、自分自身の正しい方にレンズは向いてゐない。

空回りに滑り落ち、目の奥にばかり涙の貯まる夢か。

するどくなった光は暴れまはって夢ばかりに打ち付ける。

かの火花

あの実

色づいたあの実、初めて見たのが彼の日。火花みたいだと思つた。花火のやうだとも思つた。誰も砂利を鳴らさない、誰も影を踏まない、静かな石垣の沈んでゆく秋に立つ。夏を見送つたことがそっと耳元に立ち止まり、消えた。花火みたいだと思つた。