こひしくおもふ

鉄扉
Nikon Df + Planar T*50mm F1.4

フィルムに恋をしているか。
カメラに恋をしているか。
写真に恋をしているか。
恋しく思う。

私のここ10年ばかりのテーマは自分自身の心の動きをできるだけシンプルにとらえることである。好きなことに向き合うことを簡潔にしたい。本来それは無意識に行っているはずなのに、変に「考えて」しまって強張り、自分が何をしたいのか、何をしているのかわからなくなっていったことが苦々しく思われる。

私は作品を作るために写真を撮っているわけではないということに立ち返る。詩もそうだ。私は自分の心の動きを文字や言葉か、カメラを使った写真という媒体で一時的に固定化している。難しく考える必要はない。誰かのためにするのではない。純粋に自身のために、書いたり撮ったりする。しかしやり方を変えてもいい、試してもいい。

自分に自信が持てぬから、必死に自分の「好き」にしがみ付いてゐる。戀しく思ふもの、戀しく思ふひと。

フイルムに戀をしてゐるか。
カメラに戀をしてゐるか。
寫眞に戀をしてゐるか。
戀しく想ふひと。

あかい煉瓦は雨に黒く濡れてをり。

瞬間、豫感

瞬間Nikon Df + Planar T*50mm F1.4

瞬間、秋風が抜けたやうな、
ごうとした豫感があつた。
白黒の煉瓦に挟まれた一本のがいとう。
時が止まつたこと。
いまや已む無しわたくしの心臓のおとが、
耳を掻ひ潜る無像のあしおとが、
早送りして現實といふ終点へと迫つて
風になつて飛んで行つた!
過去へと、ごうと飛んで行つた。
わたくしは元来た方を見て、空恐ろしく、
震えてゐるまゝ、人差し指のいたみ。

OLYMPUS OM-1

OLYMPUS OM-1

昨日10/29に新しくOLYMPUN OM-1MDをお迎えしてしまった。最近仕事で凹むことも多くて情緒不安定なのもあるが、それを発散するのに写真を撮る、カメラ関係の買い物をする、という行為に走ってしまい、ここ数か月の出費がえらいことになっている。薄給なので我慢せねばとは思うのだが、あとひとつお迎えしておきたいカメラもある(きりがないが)。

さておき、OM-1はここ暫くの間、オークションで探したり、キタムラ等で探すなど手に入れるべく気にはしていた機種である。しかしプリズム腐食が有名なもので、その対処をしたものは2万を超えるものが多いらしく、ちょっと予算オーバーだなあと考えていた。

いつもお世話になっているカメラ屋さんのひとつ「写真の文明堂」さんにこちらのシルバーのOM-1MDがあったので、先日やはりその見目の麗しさとシャッターの感覚(音)に我慢できなくなり、取り置きをお願いした。オークションは安いのはいいが、町の写真屋さんがどんどん減っていっている現状においては、できる限りそういったところにお金を落としたい思いが強い。お金には限りがあるけれど…。あとお世話になっているお店そのものを信頼しているというのもある。

OM-1のことが頭をちらついて気もそぞろであったので、昨日休みの朝にすぐにそちらの店舗に飛んで行って購入した。レンズもG.ZUIKO AUTO-S 50mmF1.4を合わせて購入。F1.7だったか1.8だったかと迷ったが、明るいレンズを後から欲しくなる気がしたので、少し値段が高くなるが1.4を選んだ。レンズフィルタ、革ストラップ、露出計用の電池、フィルムFUJIFILMのC200を購入。それなりの値段になってしまった。本体は相場より安く、理由はプリズム腐食やモルト腐食などの現状渡しであることかららしい。プリズム腐食は覗いた時に「うぉっこれが噂の」と思ったが、うつりそのものには関係ないのでよしとした。どうしても気になるようならまた修理に出そうと思う。モルトは自分で張替えしてみて、試し撮りの結果を待つことにする。試し撮りなのだから24枚撮りを詰めるべきだった。

 

OLYMPUS OM-1

珈琲までいただいてしばらく話に付き合っていただいたが、お店の方もお仕事があるのでカメラを仕舞って帰宅。帰宅後1時間半ほどかけて、腐食したモルトを除去してフェルトを貼っていく。各所のホコリや汚れを清掃し、磨く。綺麗になっていくカメラを見ていると、その造形美と相まってなんとも嬉しい気持ちになってくるのだった。オリンパスのロゴのOの部分の塗装が少し剥げているのをなんとかしたいが、下手に手を出すと汚くなりそうでそのままだ。ホットシューを外したら、その下の金属腐食がなかなかすごかった。こういうのはある程度拭いたりしてはみたものの、がびがびのザラザラ状態は除去できず。何とかする方法はあるのだろうか。ホットシューを付けておけば目隠しになるのでまた元に戻した。

 

OLYMPUS OM-1

革のボディケースなんかもネットを見ていると欲しくなるが、今回の買い物金額に近いくらいの値段がする。洋服を買うようなものか。いやしばらくは我慢である。実はもう一台押さえていただいているカメラがあるのだ。次はminoltaである。買う時期は少し様子を見る必要があるが。

止まらない欲しいカメラ

朝日が眩しいOLYMPUS ACE + E.Zuiko 4.5cmf2.8, フジ業務用100

カメラを眺めたり触ったり、部屋の中の写真を撮るわけではないが触っていると、それぞれの造形美にうっとりする。D200やDfが私にとって非常に大きな存在で、見た目だけでなく実際に使う上でも第一線というのは譲らないのだが、前から譲ってもらったなどで家にはあったフィルムカメラなども、最近使い始めて愛着がわいてきた。そしてなによりじっくり見るようになった。

インテリアのひとつになりかねなかったそれらは、使う上でそれぞれの部位が機能美であったり、そのつくり、かたちそのものが美しいものが多い。がっしりとした作りを思わせる重み、ひんやりとした感触、巻き上げの感触、シャッターの感触、それぞれが異なってどれもが個性を持っている。私が持っている程度の範囲ですらそうなのだ、世の中にはもっとたくさんのカメラが存在する…。

対岸清掃Nikon Df + AF-S Nikkor 50mmF1.8G

私の目下の目標は、だいたいのメーカーの一眼レフなどをそれぞれ入手することである。とりあえず持っているのはPENTAXだけだ。minoltaのSR-7はシルバーボディのSR101でもなんでも、触ってみて気に入ったものを買い足したい。OLYMPUSはOM-1Nが気になる。その後継でもいいので触ってみたい。シルバーボディのを。NikonはNewFM2が欲しい。昔少しだけ触らせてもらったことがあって、買うならこれが欲しいと思ったものだった。だが絞り優先で操作が簡単というFEも気になる。KONICAの一眼レフはお店にあるだろうか。FUJICAも気になる。とりあえずminoltaとOLYMPUSだ。物欲はとまらない。

野田山あたりから

野田山から

野田山のあたりから、NikonDfにNikkor35mmで撮影。同じ場所から、先日入手したPENTAX SPに28mmで撮影したものが以下。試し撮りのフィルムが上がってきたのだった。

野田山あたりから(L)

写りも問題なし、光線漏れなどもない。露出計の針をどこまで信用していいのかまだ不安だが、このまま使っていけそうだと思う。

野田山あたりから(R)

KonicaC35でも撮りたかったが、同じショットを何枚もとっても勿体ないなあとやめておいた。ヘキサノンレンズの描写がちょっと見てみたかった。