Nikomat 1st Roll

NikomatFTNの試し撮りフィルム一本目を現像してもらってきた。12/22のことである。同時にNikon FM2の現像も出したが、それはまた別エントリにて。

 

Nikomatに詰めていたのは富士フィルムの業務用100、24枚撮りである。念のため同じ場所のショットをシャッタースピードと絞りを変えながら一定露出で撮影したりしてテストしたので、ちょっともったいないかなあとは思ったが。

しかしSPのことがあったので高速側(1/250、1/500、1/1000)しかテストしておらず、あとになって低速側も試しておくべきだったと思い至る。仕方ない、次も安めのフィルムでやってみよう。しかしNikomatは金属製っぽい縦走りのシャッターなので私が心配しているようなことは起きにくいのかもしれない。そのあたりがわからないので念のため念のためとつぶやきながらシャッターを切るのであった。結果として、高速側は全く問題なさそうだった。3枚同じ露出の同じ画角の写真が並んでいた。

 

11月くらいから雨も多くなってきて、寒くて、散歩し辛くなってきた。雨は雨の写真があるし、撮るべきなのだろうけれど。

 

 
 
 
 
 
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Nikomatは全体的にがっしりしている。その分重い。ブラックボディは拭き掃除をして、さらにピカールでも磨いたのでピッカピカだ。露出計はSR505と同じ電池で動く。露出計の電源が巻き上げレバーを手前に少し動かせば入るのがいい。

露出計の電源については、FM2がシャッターボタン半押し(しばらくすると切れる)、Nikomatがレバー引き(撮影し終わったら大体戻すので切り忘れが少ない)、SPがペンタ横のスイッチを押し上げ(シャッターを切ると自動で戻る)、OM-1が軍艦部のレバーを回す(切り忘れることが多い)、SR505が底の平スイッチを回す(回しにくい、切り忘れる)といった感じで挙げた順番に使いやすい。SR505は決して悪くないカメラだとは思うのだけど、露出計のスイッチは毎回切り忘れるので電池を消耗している気がする。OM-1も割と忘れる。カメラへの信心が足りないのではないか。

UIとして使いやすいのはSPより上のカメラ群である(個人的な見解)。シャッターを切ると自動で切れるのはすごくいい。

で、露出計の精度だが、私の買ったNikomatは…時々滅茶苦茶に暴れん坊である。ぶんぶん上下に振れまくるときがあるので、正直信用していいのか決めかねている。しかし一応現像上がってきたのを見るとそこそこに当たっている。というより私が明らかに外したな…というの以外は問題なさそう。カメラ屋さんである程度補正してくださっているのかもしれない。

NikomatでFM2を撮る。カメラはどれも被写体としての適性が高い。私にとってはとても魅力的なものに映る。セクシー!事物に性的な分類表現を用いることは、拒絶する方もおられるだろうが、他人への思慮の持ち備えていない私にとっては、自分にとっての表現の指標のひとつでしかなく、それが他人にとっても同等に感ぜられるに相当とは思ってはいない。FM2は私にとっては女性的な魅力を備えたカメラに映っているし、Nikomatは男性的な魅力に満ちたカメラと思っているが、それは私内部の情動に過ぎず、他人がどう感じようが私の快楽に直結する感覚には何ら関係はない。ただ同じようなスタンスで個個の感じ方を語ってくれるならそれは面白いし、たくさん見聞きしたいものだと思う。他人がどのようなものに関心を持ち、どんな感覚的快楽を得ているのか? 知りたいと思う。ああカメラが好きだ、なんてかわいいんだろう、なんてかっこいいんだろう。こういう話ができる知り合いが周りにはいない。そりゃいなかろう、ドン引きである。酔っ払って何か口走らないか心配である。

脱線した。

イルミネーションを、SS1/15くらいで手持ちでぷるぷるしながら撮った。ピントを合わせなかったら玉ボケがきらきらと写っていた。夜景は苦手だがフィルムで撮ってみようという心持ちになったことに驚く。

 

自作マグ(というか友人たち4人での合作か)。中でハァイと言っているのは私だ。

他の写真もおいおいInstagramなどにアップしていこう。FM2の現像分と、SR505の二本目(Lomography Color Negative 400)の現像分もあって、あと今年のまとめをメモっておきたい。