瞬間、豫感 2018/10/302018/10/30 薄明Df・Nikon・写真・詩作 Nikon Df + Planar T*50mm F1.4 瞬間、秋風が抜けたやうな、 ごうとした豫感があつた。 白黒の煉瓦に挟まれた一本のがいとう。 時が止まつたこと。 いまや已む無しわたくしの心臓のおとが、 耳を掻ひ潜る無像のあしおとが、 早送りして現實といふ終点へと迫つて 風になつて飛んで行つた! 過去へと、ごうと飛んで行つた。 わたくしは元来た方を見て、空恐ろしく、 震えてゐるまゝ、人差し指のいたみ。 共有:クリックして Twitter で共有 (新しいウィンドウで開きます) 関連