休日を過ごす

vine

午前はひたすらに家じゅうの掃除をしていた。エアコンがまともに動いているのは一部屋だけなので、それ以外の部屋では掃除機をかけているだけで汗がしたたり落ちてくる。黴とりなどもし、なくなった洗剤をメモに書きつける。また補充しておかなくてはならない。

展覧会へ向けて作品づくりをつづける。手を動かせば出来るわけでもなし、かといって何もしないでできるわけでもない。ただじわじわと汗のようにしみ出てくる焦りが、決して創作のいい材料にはならないのはわかってはいるのだが、どうにも流しきれぬ。先日酔って書き散らした一群は読み取ることすら不可能だし、あの中になにかキーワードが埋もれていたらと思う。

以前そうしていたように、眠りに入る前にペンとメモを右手に持たせ、言葉の検討を経ずに書きつけることをしている。だいたい書いているとき、意識は朦朧としてほとんど寝ている。何を書いたか知るのは翌朝だ。もちろん、このやり方で書いたものは作品として成り立つのはほんの一部である。後日それを多少整形し、使えそうなら作品候補に追加する。言葉よこい。