2006.1.9

散歩しながら寫眞でも撮らうと思って、家の近くを歩いてみた。途中で雪が強くなり、私は屋根の下でそれが弱まるのを待った。芯からじんと冷えてくる。どこからともなく白黒の猫が近寄ってきた。人懐こいやうで、私に忙しなく擦り寄ってくる。なき聲をあげてゐるうちに、また別の猫が現れ、まもなくまた別の猫がやってくる。私は知らないうちに猫が集まる場所にゐたのだらうか。白っぽい猫(彼女はやけに人を値踏みするやうな目をしてゐるやうに思えた。)、片目の見えない猫、酷く警戒心の強い猫(よく爪を研いでゐた)。

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