過去日記・散文からの発掘

このサイトはアドレスはいくつか転々としつゝも、1997年頃から續いて来た。日記を飛び飛びながらも書いてきて、それこそ十代半ばの危険な頃から現在に至るまで、内容については過去といふ歴史上から削除したいものも多々あるが、それが逆に自身の創作に使へるのではないか…所謂「黒歴史」と称されるやうなものが、今私の詩作になにか齎してくれるのではないかと、HDを漁ってみた。恐ろしいことにデータは全て残ってゐた。途中MovableTypeなどで作ったデータについては確実ではないが、元々はメモ帳でHTMLを手打ちしていたので、その辺りはしっかり残ってしまってゐる。少しずつ讀み返して、私は吐き気を催した。よくもこれだけの文章を公開してきたものだと思った。しかし今も同じことをしてゐるではないか、まるで成長してゐない…。半分は内臓を抉られるやうな苦痛を感じながらも、もう半分はいっそ開き直らう、これでいゝではないかと自身が呟く。そう、これでいゝのだ。あとは再利用できさうなものを拾ってくる作業である。

今後タグに「過去発掘」としたものは、過去日記や散文からの抜粋である。内容としては日記ではないので、散文として讀むのがいいだらう。