ウィルス性胃腸炎と35mm F2.8


OLYMPUS OM-1 + G.ZUIKO AUTO-W 35mm F2.8

OM-1用のレンズは50mmF1.4のみだったが、G.ZUIKO AUTO-W 35mmF2.8が増えた。描写が楽しみだ。文明堂さんにて購入。Dfでも50mmと35mmは多用する焦点距離なので、OM-1のためにも揃えてあげられて嬉しい。

本日から遡って数日前より、ウィルス性胃腸炎にて寝込んでいた。またである。前回は2017年4月12日と日記にはある。前は知らずに食事をとってひどい目に遭ったので、今回は(症状の落ち着いた今となっては)賢く過ごせたと思う。しかしひどい時の丸二日間ほど、昼も夜もずっと「痛い!」「熱い!」「寒い!!」「苦しい!」「痛い!」「寒い!」の波状攻撃&同時攻撃で呻き、喚き続けていた。しかしどうしようもないのだ。祝日で医者も休みだったので翌朝まで我慢せざるを得ず、全身どこもかしこも痛くて眠れもしないのでとにかく自分の意識をぶった切ってしまいたかった。大仰な話ではあるけれど、死んだら楽になれるのにとまで思っていた。私は痛みへの耐性が極めて低いのだ。しかし今回の寒気(悪寒)はひどかった。ただ、咳やのどの痛みはほとんどなかったように思う。しかし胃腸が悪いせいで何も食べられない。冷たいものも固いものも油ものも食物繊維も…お湯で薄めたポカリを舐めていた。

翌朝仕事は休ませてもらい、病院へ行き薬をもらって又丸一日寝ていた。翌日から少しずつやわらかい食事などをとれるようになり、翌々日である今日は煮物や鶏肉などを食べられるようになった。ただしお腹に入れると激痛が走るのはきつい。明日から仕事に復帰なので、弁当などをどうしようか思案している。

過去の胃腸炎になった頃を調べるのに、Twitterのログをキーワードで検索し、その状況や心情については手書きの日記の該当の日付を読んだ。Twitterを索引のように使っている。

 


Nikon Df + Ai AF Nikkor 35mm F2D

寝込む前に少しモノクロ散歩スナップをしつつドラッグストアなどに葛根湯などを買いに行っていた。しかし歩いていてもどんどん寒気が増すばかりで、どうもおかしいなあと帰宅したら動く体力はなくなっていたのだった。


Nikon Df + Ai AF Nikkor 35mm F2D

紅葉を背に、白黒の猫がいた。しかし撮影モードはモノクロだった。

OLYMPUS OM-1

OLYMPUS OM-1

昨日10/29に新しくOLYMPUN OM-1MDをお迎えしてしまった。最近仕事で凹むことも多くて情緒不安定なのもあるが、それを発散するのに写真を撮る、カメラ関係の買い物をする、という行為に走ってしまい、ここ数か月の出費がえらいことになっている。薄給なので我慢せねばとは思うのだが、あとひとつお迎えしておきたいカメラもある(きりがないが)。

さておき、OM-1はここ暫くの間、オークションで探したり、キタムラ等で探すなど手に入れるべく気にはしていた機種である。しかしプリズム腐食が有名なもので、その対処をしたものは2万を超えるものが多いらしく、ちょっと予算オーバーだなあと考えていた。

いつもお世話になっているカメラ屋さんのひとつ「写真の文明堂」さんにこちらのシルバーのOM-1MDがあったので、先日やはりその見目の麗しさとシャッターの感覚(音)に我慢できなくなり、取り置きをお願いした。オークションは安いのはいいが、町の写真屋さんがどんどん減っていっている現状においては、できる限りそういったところにお金を落としたい思いが強い。お金には限りがあるけれど…。あとお世話になっているお店そのものを信頼しているというのもある。

OM-1のことが頭をちらついて気もそぞろであったので、昨日休みの朝にすぐにそちらの店舗に飛んで行って購入した。レンズもG.ZUIKO AUTO-S 50mmF1.4を合わせて購入。F1.7だったか1.8だったかと迷ったが、明るいレンズを後から欲しくなる気がしたので、少し値段が高くなるが1.4を選んだ。レンズフィルタ、革ストラップ、露出計用の電池、フィルムFUJIFILMのC200を購入。それなりの値段になってしまった。本体は相場より安く、理由はプリズム腐食やモルト腐食などの現状渡しであることかららしい。プリズム腐食は覗いた時に「うぉっこれが噂の」と思ったが、うつりそのものには関係ないのでよしとした。どうしても気になるようならまた修理に出そうと思う。モルトは自分で張替えしてみて、試し撮りの結果を待つことにする。試し撮りなのだから24枚撮りを詰めるべきだった。

 

OLYMPUS OM-1

珈琲までいただいてしばらく話に付き合っていただいたが、お店の方もお仕事があるのでカメラを仕舞って帰宅。帰宅後1時間半ほどかけて、腐食したモルトを除去してフェルトを貼っていく。各所のホコリや汚れを清掃し、磨く。綺麗になっていくカメラを見ていると、その造形美と相まってなんとも嬉しい気持ちになってくるのだった。オリンパスのロゴのOの部分の塗装が少し剥げているのをなんとかしたいが、下手に手を出すと汚くなりそうでそのままだ。ホットシューを外したら、その下の金属腐食がなかなかすごかった。こういうのはある程度拭いたりしてはみたものの、がびがびのザラザラ状態は除去できず。何とかする方法はあるのだろうか。ホットシューを付けておけば目隠しになるのでまた元に戻した。

 

OLYMPUS OM-1

革のボディケースなんかもネットを見ていると欲しくなるが、今回の買い物金額に近いくらいの値段がする。洋服を買うようなものか。いやしばらくは我慢である。実はもう一台押さえていただいているカメラがあるのだ。次はminoltaである。買う時期は少し様子を見る必要があるが。

止まらない欲しいカメラ

朝日が眩しいOLYMPUS ACE + E.Zuiko 4.5cmf2.8, フジ業務用100

カメラを眺めたり触ったり、部屋の中の写真を撮るわけではないが触っていると、それぞれの造形美にうっとりする。D200やDfが私にとって非常に大きな存在で、見た目だけでなく実際に使う上でも第一線というのは譲らないのだが、前から譲ってもらったなどで家にはあったフィルムカメラなども、最近使い始めて愛着がわいてきた。そしてなによりじっくり見るようになった。

インテリアのひとつになりかねなかったそれらは、使う上でそれぞれの部位が機能美であったり、そのつくり、かたちそのものが美しいものが多い。がっしりとした作りを思わせる重み、ひんやりとした感触、巻き上げの感触、シャッターの感触、それぞれが異なってどれもが個性を持っている。私が持っている程度の範囲ですらそうなのだ、世の中にはもっとたくさんのカメラが存在する…。

対岸清掃Nikon Df + AF-S Nikkor 50mmF1.8G

私の目下の目標は、だいたいのメーカーの一眼レフなどをそれぞれ入手することである。とりあえず持っているのはPENTAXだけだ。minoltaのSR-7はシルバーボディのSR101でもなんでも、触ってみて気に入ったものを買い足したい。OLYMPUSはOM-1Nが気になる。その後継でもいいので触ってみたい。シルバーボディのを。NikonはNewFM2が欲しい。昔少しだけ触らせてもらったことがあって、買うならこれが欲しいと思ったものだった。だが絞り優先で操作が簡単というFEも気になる。KONICAの一眼レフはお店にあるだろうか。FUJICAも気になる。とりあえずminoltaとOLYMPUSだ。物欲はとまらない。

OLYMPUS PEN S and PEN EE

OLYMPUS PEN EE and PEN S

縁があってOLYMPUSのハーフサイズカメラをお迎えした。それも二台。一台は右側のOLYMPUS PEN Sで、フルマニュアル機である。ピントも目測で決めるタイプである。左側はOLYMPUS PEN EE、これは距離も絞りもシャッタースピードもすべてカメラまかせ&固定である。フィルムを巻き上げてシャッターを切るだけというシンプルなカメラだ。写ルンですみたいな感じだろうか。セレン受光素子とかいろいろ細かいカメラについての話は、詳しいサイトを参照していただきたい。私は知らないことだらけだ。

35mmのフィルムで通常一枚に使うコマを半分だけ使うという話をきいて、なるほどと思った。半分にするということで、普通に構えても焼き付けられるのはタテ構図。それでハーフカメラに興味がわいたのだ。これは一台は持っておきたいと。倍の枚数撮れるというのも面白い。ただし現像代は1本分でいいとはいえ、プリント代もしくはCD-Rへのデータ化は通常の倍かかるということだ。

店主さんのお心遣いと幸運と勢いによって2台同時お迎えとなったが、それぞれの性格は違うので扱ううえで気持ちの切り替えはしやすい。PEN EEはKonicaC35寄りでハーフサイズなスナップになるだろうし、PEN SはACEのような感じのスナップになりそう。どちらもスナップ感覚で使うような気はするけど、自分の中のファインダーを覗く気持ちが違う、のかもしれない。

どちらもあれだけ小さいと思っていたC35よりさらに小さい。36枚撮りを詰めたので、試し撮りの結果はだいぶ先になるかもしれない。いや、割と軽率にシャッターを切るタイプなので思っているより早く上がるかもしれない。楽しみである。しかし今私は風邪をひいている。一日寝ているはめに。

フィルムをお店でスキャンしてもらったら(OLYMPUS-ACE)

1st shot by olympus-aceOLYMPUS ACE + E.Zuiko 4.5cmf2.8, SUPERIA100

フィルムで撮り始めて、5本目の現像に出したタイミングに一度データ化も合わせて頼んでみた。KonicaC35、KonicaC35EF、OLYMPUS-ACEの三つのカメラの試し撮りが殆どではある。目的としては、先日自分でスキャンしてみたものが、実際お店のフィルムスキャンに比べてどの程度の質なのかを見比べてみたかった。

一言でいえば上がってきた写真を見て驚いた。びっくりした。もっとガサガサと、ピントもあっていなくて、露出もあっていないのをフジさんが調整しているようなのを想像していたのだ。

しかし見てみるとそういうものもあるにはあるが、ちょくちょく、自分が見ていた光景よりもカメラが捉えた景色のほうが感情を揺さぶるだけのものをもっていた。上にあげた金沢21世紀美術館の芝生に設置された作品の写真も、ちょうどOLYMPUS-ACEの試し撮り一枚目のもので、ピントがあっているかどうかもあやしいものだったが…色合い、絞り具合、全体的の露出といい自分の好みの一枚だったので驚いた。自画自賛にもほどがあるが、これはカメラ側があいさつ代わりにくれた一枚だと思っている。私はこんな写真を撮れますよ、という挨拶である。

中心の作品がいいのだろうか。なかったら? なかったらどんな風に感じただろうか。色合い、露出は使用期限を10年も過ぎたSUPERIA100を使用したがゆえのものなのだろうか。今後はフジ業務用100を入れるだろうから、また見え方も変わってくるのかもしれない。

Deep blue
OLYMPUS ACE + E.Zuiko 4.5cmf2.8, SUPERIA100

少なくとも、「果たしてこの古い、ホコリやカビに汚れたカメラで写真が撮れるものなんだろうか?」という事前の不安は払拭された。いける。1958年のカメラだったっけか、偶然にもちょうど60歳である。

二枚目は犀川だったっけか。空と川に映る青がいい。このフィルムでこの二枚が特に気に入ってしまった。デジカメと違って、絞りやシャッタースピードが記録されないのでそこはメモっておかないとだめか。メモしながら写真はさすがにできないかなあ。皆覚えているんだろうか。

オリンパスエースには露出計がない。大体f8とかf5.6くらいで、シャッタースピードは1/125とか1/250とかそのあたりで適当に撮っていたと思う。カラーネガフィルムはラティチュードが広いから、リバーサルやデジタルよりも多少露出を外してしまっても大丈夫らしいと聞いた。

ピント合わせは二重像を合わせる感じなのだが、どうもその像がコニカC35に比べてかなり薄くて見づらい。難しいので無限遠で撮りがちである。シャッターを押した感覚は、ニコンともコニカとも違う感触でこれもまた気持ちいい。体の奥に入り込むような感覚にぞくりとした。

OLYMPUS-ACE

OLYMPUS ACE

新しく買ったカメラというわけではない。以前実家の近所の方が、息子さんが昔使っておられたもの(遺品)を譲ってくださったのであった。(その譲ってくださった方ももう数年前に亡くなられた) しかしフィルムカメラはどうにも難しく、メンテナンスの方法もわからなかったのでしまい込んだまま引っ越しを迎え、そうして段ボールに仕舞われたままだった。最近フィルムコンパクトカメラで写真を撮ることにも興味を覚え、触っているところであるが、たまたま今日なんとなく段ボールの山のひとつに呼ばれた気がしてひっくり返したのである。段ボールにはどこどこの書類在中とある。しかしその底には使用期限の切れたモノクロフィルムとカラーネガフィルムが3本ほど、そして写真のオリンパスエースとミノルタのSR-7が入っていた。フィルムは使用期限が10年ほど切れているが、試しに使ってみてもいいだろう。

分解清掃までは私はできないので、吹き掃除やらアルコール清掃やらをしてみるとそこそこ綺麗になった。中はみたところモルトらしきものがない。どういうことだろう、滓も存在しないということは元からなかったのか、それとも清掃した後貼っていないのか。レンズにやや黴か曇が見受けられるが、このカメラはまだ使えるような感じがする。またフィルムを詰めて、試し撮りしてみたいと思う。C35に比べるとかなり重いカメラだ。オリンパスのサイトに簡単な説明があった。1958年生まれ。ちなみにレンズ交換式で、交換レンズはもっていないものの外すことはできた。ついているのはE.Zuiko 4.5cm F2.8だ。KONICA C35に比べると重くて大きいが、ネックストラップを付ければ散歩にも連れていけるだろうか。